レチノールビタミン単位:µg

この栄養素について

視覚の維持や成長・生殖、皮膚・粘膜の健康に関わる(ビタミンA) 出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

消費者庁の表示:【MEXT食品成分DB 解説】レチノールは主として動物性食品に含まれる。生理作用は、視覚の正常化、成長及び生殖作用、感染予防等である。 【消費者庁 別表第11】ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。/皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 【消費者庁 別表第11 注意喚起表示】本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。妊娠3か月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないよう注意してください。

もっと詳しく(レチノールが属する「ビタミンA」の解説)

ビタミンAとは?

ビタミンAは、レチノイドといい、その末端構造によりレチノール(アルコール)、レチナール(アルデヒド)、レチノイン酸(カルボン酸)に分類される。また、β-カロテン、α-カロテン、β-クリプトキサンチンなど、経口摂取すると体内でビタミンAの活性を有する化合物に変換される50種類に及ぶ物質(カロテノイド)が知られている。これらはプロビタミンAとも呼ばれる。

体内での働き

ビタミンAは生物の成長や視覚機能の維持、形態形成、細胞分化・増殖、免疫系の正常な機能にも関係する栄養素である。また、レチノールとレチナールは、網膜細胞の保護作用や視細胞における光刺激反応に重要な物質である。

不足したとき

乳幼児ではビタミンA欠乏により、角膜乾燥症から失明に至ることもある。成人では夜盲症を発症する。その他、成長阻害、骨及び神経系の発達抑制も見られ、上皮細胞の分化・増殖の障害、皮膚の乾燥・肥厚・角質化、免疫能の低下や粘膜上皮の乾燥などから感染症にかかりやすくなる。

とりすぎたとき

ビタミンAの過剰摂取による臨床症状について、肝臓障害、骨密度及び骨折、脂質代謝、胎児の奇形、乳児では泉門膨隆及び頭蓋内圧亢進が挙げられる。過剰摂取による健康障害が報告されているのは、サプリメントを大量に摂取した場合や動物の肝臓を大量に摂取した場合に起こったことが報告されている。つまり、カロテノイドを大量に摂取しても過剰症を生じるレベルまでビタミンAに変換されることはない。

出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

レチノールを多く含む食品(可食部100gあたり・上位10)

順位食品含有量食品群目安量
1 (動物油脂類) たらのあぶら 37000 µg 油脂類 大さじ1=12g(本書目安)
2 <畜肉類> ぶた [その他] スモークレバー 17000 µg 肉類 1個=約200g
3 <鳥肉類> にわとり [副品目] 肝臓 生 14000 µg 肉類 1個=40g(本書目安)
4 <畜肉類> ぶた [副生物] 肝臓 生 13000 µg 肉類 1個=400g(本書目安)
5 <魚類> あんこう きも 生 8300 µg 魚介類 1切れ=約50g
6 <魚類> やつめうなぎ 生 8200 µg 魚介類 1尾=200g
7 <魚類> あゆ 養殖 内臓 焼き 6000 µg 魚介類
8 <魚類> うなぎ きも 生 4400 µg 魚介類 1串=約50g
9 <魚類> あゆ 養殖 内臓 生 4400 µg 魚介類
10 <畜肉類> ぶた [その他] レバーペースト 4300 µg 肉類 大さじ1杯=約15g

※可食部100gあたり。日本食品標準成分表(八訂)増補2023より(収録食品 2449件から集計)。目安量は収載がある食品のみ表示。推定値は文部科学省が括弧付きで公表する公式推定値。

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