パントテン酸ビタミン単位:mg

この栄養素について

コエンザイムAの構成成分として糖・脂肪酸の代謝に関わり、皮膚や粘膜の健康維持を助ける 出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

消費者庁の表示:【MEXT食品成分DB 解説】パントテン酸は、補酵素であるコエンザイムA及びアシルキャリアータンパク質の構成成分であり、糖及び脂肪酸の代謝における酵素反応に広く関与している。 【消費者庁 別表第11】パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 【消費者庁 別表第11 注意喚起表示】本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

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パントテン酸とは?

パントテン酸活性を有する化合物を総称してパントテン酸という。補酵素A(コエンザイムA、CoA)が補酵素として機能する。食品中には、パントテン酸のほかに、CoA、アシルCoA、アシルキャリアたんぱく質(ACP)、4’-ホスホパンテテインの形態でも存在する。

体内での働き

パントテン酸の生理作用は、CoAやACPを構成する4’-ホスホパンテテインがアシル基と結合することによって発揮される。アシルCoAはクエン酸回路(TCA回路)、脂肪酸のβ酸化、脂肪酸合成経路、コレステロール合成経路などの様々な代謝経路で、ACPは脂肪酸合成経路に関与する。特に脂質代謝、エネルギー産生に重要な役割を果たす。

不足したとき

パントテン酸はギリシャ語で「どこにでもある酸」という意味で、広く食品に存在するため、ヒトでの欠乏症はまれである。パントテン酸が不足すると、細胞内のCoA濃度が低下するため、成長停止や副腎傷害、手や足のしびれと灼熱感、頭痛、疲労、不眠、胃不快感を伴う食欲不振などが起こる。

とりすぎたとき

通常の食品で可食部100 g当たりのパントテン酸含量が5 mgを超える食品は、肝臓を除き存在しない。通常の食品を摂取している人で、過剰摂取による健康障害が発現したという報告は見当たらない。ヒトにパントテン酸のみを過剰に与えた報告は見当たらない。

出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

1日の食事摂取基準(2025年版・成人)

  • 目安量男 6mg / 女 5mg

パントテン酸を多く含む食品(可食部100gあたり・上位10)

順位食品含有量食品群目安量
1 <鳥肉類> にわとり [副品目] 肝臓 生 10 mg 肉類 1個=40g(本書目安)
2 しいたけ 乾しいたけ 乾 8.77 mg きのこ類 1個=2g(香信・本書目安)
3 <畜肉類> ぶた [その他] スモークレバー 7.28 mg 肉類 1個=約200g
4 <畜肉類> ぶた [副生物] 肝臓 生 7.19 mg 肉類 1個=400g(本書目安)
5 <畜肉類> うし [副生物] 肝臓 生 6.4 mg 肉類 1個=約2kg
6 <牛乳及び乳製品> (その他) チーズホエーパウダー 5.95 mg 乳類
7 <魚類> やつめうなぎ 干しやつめ 5.76 mg 魚介類
8 <その他> 酵母 パン酵母 乾燥 5.73 mg 調味料及び香辛料類 小さじ1杯=約2g
9 <魚類> ぼら からすみ 5.17 mg 魚介類 1/4腹分=約35g/1腹=80g
10 <鳥肉類> すずめ 肉 骨・皮つき 生 4.56 mg 肉類

※可食部100gあたり。日本食品標準成分表(八訂)増補2023より(収録食品 2491件から集計)。目安量は収載がある食品のみ表示。推定値は文部科学省が括弧付きで公表する公式推定値。

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