クロム無機質単位:µg

この栄養素について

糖・脂質・たんぱく質の代謝への関与が知られる微量元素(必須性には議論がある) 出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

消費者庁の表示:【MEXT食品成分DB 解説】クロムは、糖代謝、コレステロール代謝、結合組織代謝、たんぱく質代謝に関与している。 【厚労省 食事摂取基準】3 価クロムによる糖代謝の改善は薬理作用に過ぎず、クロムを必須の栄養素とする根拠はないとする説が有力である。

もっと詳しく

クロムとは?

クロムは通常、3価クロム、6価クロムの状態で存在します。自然界に存在するクロムはほとんどが3価クロムで、6価クロムは人為的に産出されます。

体内での働き

生体内では、糖質代謝、コレステロール代謝、結合組織代謝、たんぱく質代謝の維持に関係しています。

不足したとき

不足すると、インスリン感受性の低下、窒素代謝異常、体重減少、末梢神経障害、昏迷、角膜障害などが起こります。

とりすぎたとき

長期間にわたる過剰摂取では、嘔吐、下痢、腹痛、腎尿細管障害、肝障害、造血障害、中枢神経障害が起こる可能性があります。また、6価クロムは毒性が強く、皮膚炎や肺がんの原因となります。

出典:「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)

1日の食事摂取基準(2025年版・成人)

  • 目安量10μg
  • 耐容上限量500μg

クロムを多く含む食品(可食部100gあたり・上位10)

順位食品含有量食品群目安量
1 あおさ 素干し 160 µg 藻類
2 <チョコレート類> スイートチョコレート カカオ増量 94 µg 菓子類
3 アサイー 冷凍 無糖 60 µg 果実類
4 <香辛料類> バジル 粉 47 µg 調味料及び香辛料類
5 <チョコレート類> スイートチョコレート 45 µg 菓子類
6 てんぐさ 粉寒天 39 µg 藻類
7 あおのり 素干し 39 µg 藻類 大さじ1杯 約2g
8 <香辛料類> パセリ 乾 38 µg 調味料及び香辛料類 小さじ1=2g
9 うめ 梅干し 塩漬 37 µg 果実類 1個=約10g
10 (こんぶ類) 刻み昆布 33 µg 藻類 1人分 約5g

※可食部100gあたり。日本食品標準成分表(八訂)増補2023より(収録食品 1366件から集計)。目安量は収載がある食品のみ表示。推定値は文部科学省が括弧付きで公表する公式推定値。

← 栄養成分一覧へ