β-カロテン当量ビタミン単位:µg

この栄養素について

α-及びβ-カロテン並びにβ-クリプトキサンチンは、レチノールと同様の活性を有するプロビタミンAである。プロビタミンAは生体内でビタミンAに転換される。 出典:食品成分データベース(文部科学省)

消費者庁の表示:【MEXT食品成分DB 解説】α-及びβ-カロテン並びにβ-クリプトキサンチンは、レチノールと同様の活性を有するプロビタミンAである。プロビタミンAは生体内でビタミンAに転換される。

もっと詳しく(β-カロテン当量が属する「ビタミンA」の解説)

ビタミンAとは?

ビタミンAは、レチノイドといい、その末端構造によりレチノール(アルコール)、レチナール(アルデヒド)、レチノイン酸(カルボン酸)に分類される。また、β-カロテン、α-カロテン、β-クリプトキサンチンなど、経口摂取すると体内でビタミンAの活性を有する化合物に変換される50種類に及ぶ物質(カロテノイド)が知られている。これらはプロビタミンAとも呼ばれる。

体内での働き

ビタミンAは生物の成長や視覚機能の維持、形態形成、細胞分化・増殖、免疫系の正常な機能にも関係する栄養素である。また、レチノールとレチナールは、網膜細胞の保護作用や視細胞における光刺激反応に重要な物質である。

不足したとき

乳幼児ではビタミンA欠乏により、角膜乾燥症から失明に至ることもある。成人では夜盲症を発症する。その他、成長阻害、骨及び神経系の発達抑制も見られ、上皮細胞の分化・増殖の障害、皮膚の乾燥・肥厚・角質化、免疫能の低下や粘膜上皮の乾燥などから感染症にかかりやすくなる。

とりすぎたとき

ビタミンAの過剰摂取による臨床症状について、肝臓障害、骨密度及び骨折、脂質代謝、胎児の奇形、乳児では泉門膨隆及び頭蓋内圧亢進が挙げられる。過剰摂取による健康障害が報告されているのは、サプリメントを大量に摂取した場合や動物の肝臓を大量に摂取した場合に起こったことが報告されている。つまり、カロテノイドを大量に摂取しても過剰症を生じるレベルまでビタミンAに変換されることはない。

出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

β-カロテン当量を多く含む食品(可食部100gあたり・上位10)

順位食品含有量食品群目安量
1 あまのり ほしのり 43000 µg 藻類 全型1枚=3g(本書目安)
2 あまのり 味付けのり 32000 µg 藻類 1パック=約3g
3 まつも 素干し 30000 µg 藻類
4 <茶類> (緑茶類) 抹茶 茶 29000 µg し好飲料類 小さじ1=2.8g/大さじ1=8.3g/½カップ(100mL)=55g
5 いわのり 素干し 28000 µg 藻類 1枚=約10g
6 <香辛料類> パセリ 乾 28000 µg 調味料及び香辛料類 小さじ1=2g
7 あまのり 焼きのり 27000 µg 藻類 1枚(全型)=3g
8 <茶類> (緑茶類) 玉露 茶 21000 µg し好飲料類
9 あおのり 素干し 21000 µg 藻類 大さじ1杯=約2g
10 とうがらし 果実 乾 17000 µg 野菜類

※可食部100gあたり。日本食品標準成分表(八訂)増補2023より(収録食品 2472件から集計)。目安量は収載がある食品のみ表示。推定値は文部科学省が括弧付きで公表する公式推定値。

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