中華人民共和国から輸入された生鮮ハスの種子について、検疫の輸入食品監視検査で発がん性が指摘されるカビ毒「アフラトキシン」が検出されました。検出値は合計25 μg/kg(内訳:B1が22.8 μg/kg、B2が1.7 μg/kg)で、食品衛生法の基準を超過したため、当該食品は「積み戻し」の措置がとられ、国内には流通していません。
アフラトキシンはナッツ類や穀類、豆類などにカビが繁殖する際に生成される天然毒素で、熱に強く通常の調理では分解されにくいことが知られています。継続的に摂取すると肝臓への影響が懸念されるため、各国で残留基準が設けられています。
今回の事案は輸入段階の検査で発見され、国内に流通する前に水際で対応されたものです。消費者が直接この製品を口にする可能性は低いですが、輸入食品の安全性は継続的な監視によって支えられていることを知っておくとよいでしょう。