厚生労働省は、ベトナムから輸入された無調味乾製品のえび類(SHRIMP POWDER)から、動物用医薬品であるエンロフロキサシンが0.14 ppm検出されたと発表しました。エンロフロキサシンはフルオロキノロン系の抗菌剤であり、日本の食品衛生法では食用に供されるえび類への残留基準が厳しく定められています。今回の検出値はその基準を超えるものと判断され、成分規格不適合として認定されました。
当局はこの製品に対し、廃棄または積み戻しを指示するとともに、全量を保管するよう命じており、問題のある製品が市場に流通しないよう措置が取られています。エンロフロキサシンのような抗菌剤が食品を通じて体内に入り続けると、薬剤耐性菌の増加につながるリスクがあるとして、国際的にも残留管理が重視されています。
消費者の皆さんは、購入したえびパウダーや乾燥えび製品の原産国表示を確認することをお勧めします。また、輸入食品に関する最新の違反情報は厚生労働省の公式サイトで随時公開されていますので、定期的にご確認ください。食品の安全は生産・流通・消費のすべての段階で守られる必要があります。